木質バイオマス利用のメリット
カーボンニュートラル
木質バイオマスを燃焼することによって放出される二酸化炭素は、もともと生物が光合成によって大気中から吸収したものです。化石燃料とは違い、循環的に利用できるうえ、二酸化炭素の追加的発生を抑えることができます。
エネルギー自給率の向上
多くのエネルギー需要を化石燃料の輸入に頼る日本。木質バイオマス発電により、エネルギー源の多様化、リスク分散の一助となります。
森林の健全育成への貢献
森林機能を十分に発揮させるためには、間伐や伐採など適切な森林保全が不可欠。それに伴って発生する林地残材が燃料としての価値を持つことで、健全な林業経営にも寄与し、森林の保全・育成に貢献します。
地域の活性化
林地残材など地域の未利用資源の収集・運搬による林業の活性化、バイオマスエネルギー供給施設や関連施設の管理運営といった新しい産業と新しい雇用が発生し、地域社会の活性化に貢献します。
安全・安心に発電所を運転するための取り組み
発電設備全体の機械装置はコンピュータによる自動化が図られています。
2交替勤務・24時間体制で発電所全体の運転操作をリアルタイムで監視し、発電所の安全運転を支える中央制御室は、装置・設備を自動遠隔制御操作できるようになっており、モニターによる燃料供給、燃焼温度、蒸気発生量、発電量などのデータ、重要な制御・監視計器類、警報装置などは全てここで集中管理されています。